コネクティングロッドはガソリンエンジンやディーゼルエンジンにおける極めて重要な部品であり、種類が多く、数量要求も大きい。コネクティングロッドは出庫前に荷重測定、重複排除、検査、洗浄、バリ取り等の数十通りの工程が必要であり、自動車部品メーカーのコネクティングロッド供給に対する要求は非常に高い。従来のコネクティングロッド供給は人の手によって行われているため、時間と労力を要し、効率が下がりコストが高い。
ユーザーは、ロボットが深箱の中から緊密に並べ置かれたコネクティングロッドをつかみ取り、逐次供給が行えることを希望している。しかし、部品の構造が複雑で、表面にはある程度光反射等の要素があるため、従来のロボットによる自動化ソリューションでは姿勢が固定されていないコネクティングロッドを識別できず、安定性に欠け、顧客の要求を満たすことができない。